1952-04-25 第13回国会 衆議院 本会議 第35号
ここにおいてこそ、外国資本は日本を見下げることなく、安心して世界の平和と日本の発展のために、政治的條件を伴わずに、平等に導入されて来るのだ。 日本で今必要なのは、ドル資本の導入のための無條件降服ではないのだ。むしろ、日本市場を荒す米国資本とその商品の排撃なんだ。ボイコツトなんだ。これこそが、日本経済に課せられた第一課題なんだ。
ここにおいてこそ、外国資本は日本を見下げることなく、安心して世界の平和と日本の発展のために、政治的條件を伴わずに、平等に導入されて来るのだ。 日本で今必要なのは、ドル資本の導入のための無條件降服ではないのだ。むしろ、日本市場を荒す米国資本とその商品の排撃なんだ。ボイコツトなんだ。これこそが、日本経済に課せられた第一課題なんだ。
(拍手) 本論に入ります前にまず強調しておきたい点は、本予算案の背景をなす、わが国の政治的條件についてであります。サンフランシスコの会議以来、條約の発効を基礎づける批准の手続は、わが国のそれを手初めとして、諸外国の間に着々として進行し、待望の独立の日は文字通り目睫の間に追つていることは、御承知の通りであります。
なぜかと申しますと、日本の目標並びに世界の目標というものは、予備隊のようなものを必要としないような政治的條件をつくる方向に向つて行かなくちやならぬことだと私は思うのです。それから、そうではなくて、逆な主張としてどこの国が膨張する場合においても軍備が必要だ、軍隊のない、備えのないような国はない、こういう意見もあるわけです。
この協定の背後に大きな政治的條件がつけられていることは、本年インドの大飢饉に際しまして、インドがサンフランシスコ会議に出席を拒否したところが、この協定に基く四十万トンの小麦の提供が、とたんに四万トンに減額されようとしたことによつても明らつかであります。しかし、このときインド政府のとつた態度は、日本の吉田━━━政府のとつた態度といささか違います。
第一に、日本国有鉄道を公共企業体に切りかえた場合には、われわれの解釈ではこれを公共企業体にして採算の度合いを高めて――非常に政治的なひものついている対日援助見返り資金を国鉄へ導入するについては、採算制を高めなければならないということで、非常な労働者の犠牲のもとに公共企業体にし、これに見返り資金を導入し、これに大きな政治的條件がついていることは、十分御存じだと思います。
それからこれをこういう形で、こういう政治的條件で以て、こういう政府の手でこれを民営に移すということは、結局は外国資本に利用されるものになり終るであろうという意味で、この二つの点から、細かな説明は省略いたしますが、結論的にそういう二つの点からこの法律案に反対いたします。
しかし日本の現在置かれております政治的條件や、あるいは経済的條件ということを考えますと、これはあまり理想的なことを言つてもできないのでありまして、こういう面で私どもといたしましては、それほど理想的なことを今願うことは、必ずしも一般國民が承認するとは考えておりませんので、ただ全予算のうちの相当部分を教育にまわしていただけば、非常に日本の教育の復興のために、また日本の將來のためにいいのではないか、というふうに
それは、むしろ今日の政治的條件における民主政治の本來の姿であると申さねばなりません。そういたしますと、民自党代表の質問は、今回の場合、單独内閣の與党が行う自問自答に外ならないのでありまして、凡そナンセンスと言わなければなりません。これらの点は今回の質問演説の前提を成す問題でありまするので、最初に吉田首相の見解を承わりたいのであります。
その遅滯によつて生ずるいろいろな惡影響に苦しんでおりますが、とにかくそういうようなことは、日本の置かれている政治的條件下においては、一つの必然的な現象であるので、このことはどうかお互いに御了解願つて、この特殊政治條件下において、つかみ合いをしたところでいたし方がございませんし、與党も野党も協力して日本の復興を急ぎたいという、誠意と熱意とには燃えているはゑでございますし、われわれの痛いところは、あなた
○羽生三七君 それで若しそういう今の陳情書の内容は今一切含めてのようですが、將來多少でも檢討されていいということになれば、私は大衆食堂というようなものではないかと思いまして高級料理店が今直ちに復活できるというような政治的條件とは、私は今考えられないじやないか。私の言うのはイデオロギーとかいうそういうことではないのです。政治的條件としてまだそこまで行つていないと思います。